回春のツボを性的サービスするタイ古式マッサージブログ:2016年07月09日


2週間前から飼い始めたミドリガメを
「かわいー!」とつぶやきながらながめるむすめの姿を見ていて、
俺は十年前のあの日のことを思い出していた。

身重だった妻が体調を崩し、
緊急入院した病院から深夜、
赤ちゃんが生まれそうとの連絡が入った。

とるものもとらず、すぐさま駆けつけると、
妻は一人、ベッドにいた。

ねぎらいの言葉をかけた俺に、
妻はやさしい笑顔をくれると、
寂しそうな面持ちで「別のお部屋にいるの…」と言った。

むすめがいるという部屋の壁は一面ガラスばりになっていて、
小さめの赤ん坊が
これまたガラスばりの保育器に寝かされていた。

ふた月も早く生まれてきたむすめの肉体には
たくさんのクダがついていた。

俺は、みじろぎもしない娘に話しかけると、
思いが通じたのか、小さな小さな足をゆっくり動かし出した。
それは、まるで俺に何かを伝えようとしてくれているようだった。

俺はその時、むすめに約束をした。

「君には苦しい思いをさせてしまったね。
この世にやって来るのが少し早すぎた分、
誰よりも楽しいと思ってもらえるようにがんばるからね。」

二重のガラス越しに伝えた一方通行の約束…

むすめは今年で小学五年生。
毎日、元気に学校へ行き、
将来はアイドルになることを夢見ていて、
今では俺の一番の話し相手になってくれている。

むすめは、
ガラス越しに伝えたあの約束のことを知らない…
俺も照れくさくて、今さらくちにできないでいる。

でも、むすめのたくさんの笑顔を見るたびに、
あの約束は一方通行ではなかったのでは…と思う。

むすめのおかげで、
ささやかでも幸せを積み重ねていく素晴らしさに
出逢えた気がする。

むすめよ
「生まれてきてくれてありがとう!」